TOEICテストは、リスニングセクションとリーディングセクションの2つの分野から構成されています。リーディングは日本人なら中学や高校などで英語の勉強をした人も多いので、勉強の方法や必要な時間はある程度目安がつくでしょう。
しかし、普段の生活の中でまったく英語を耳にしない生活をしている人にとっては、どのような方法でリスニングセクションの試験対策を行えばよいのか分からない人も多いものです。
リスニングセクションは、質問も答えもすべて試験場のアナウンスで放送されるのみ。試験用紙にはヒントは何も印刷されていないので、質問も答えもすべて放送されるアナウンスを耳で聞き取り、解答用紙のマークシートに正しい答えをマークしていくことになります。
しかも、放送は1度だけでリピートしてもらうことはできません。うっかり聞き逃してしまうとその設問は答えられなくなってしまいますし、分からないからとじっと考えていても、そのあいだに次の設問が始まって放送が開始されてしまうかもしれません。
そのため、英語を一度聴いたらしっかりと耳で聞きとることができるスキルをつける必要があります。
TOEICのリスニングスキルを上達させるためには、参考書など目で学習できる方法だけではあまり効果が期待できません。リスニングスキルですから、やはり耳で聞いて英語に慣れることが一番。英会話教材を使ったりして、耳で英語を聞く習慣をつけるようにしましょう。
TOEIC上達の為の勉強時間目安は個人差がありますが、まったく英語に親しみがなく、英文を聞いてもワンフレーズの中で一つの単語も聞き取ることができないという場合には、毎日短い時間でも良いので確実に英語に耳を慣らす生活習慣をつけることが必要です。
毎日の通勤時間を利用したり食事の時間を利用したりして、英文を聞き、単語をいくつでも良いので聞き取るための努力をすると良いでしょう。
忙しい人なら1日1時間ぐらいから始め、英語が聞き取れるようになったら教材を少し長めのものにしたり、英文のラジオなどを使ったりして、聞いていて興味や関心が持てる題材を使うのもおすすめです。
TOEIC上達のためには、試験の傾向と対策を知ることも必要です。どんな形式の出題が何問ぐらい出るのかを知っているだけでも試験に向けた心構えが大きく異なりますし、安心感にもつながります。
試験慣れの為にも可能な限りの回数、過去問を解いたり、模擬試験や本試験を受けて数稽古をこなすことも大切です。
現在のTOEICレベルが300点〜400点程度と仮定しますと、800点台を目指すには、1,500時間〜2,000時間程度の時間を要すると考えておいた方が良いでしょう。(自己の経験や周りの800点オーバーの方々からの経験から)
1日3時間、毎日休まずに継続したとして1,095時間(365日×3時間)ですから、時間取れる人で1年半。1日1時間程度しか時間を取れない場合ですと4年程度かかる計算になります。
英語フレーズを検索してみよう!
気になるフレーズや「あれ?こんなときはどう言えばイイんだっけ?」と迷ったときはスグに検索!日々の英語学習に是非ご活用ください。
Copyright (C) 2024 英会話上達ドットコム All Rights Reserved.
掲載コンテンツ・イメージの転写・複製等はご遠慮下さい。