TOEICテストでは、このリーディングセクションの中でもPart7が最後となります。Part7は、ボリュームたっぷりの長文が2つ出題され、最初の長文からは28問の設問、2つ目の長文からは20問の設問が出題されることになりますが、日本の受験でイメージするような長文を考えていると、肩透かしを食らうこともあるので注意しなければいけません。
TOEICテストは英検と比べると、より実用的な総合英語力を評価するためのテストですので、出題される長文も、必ずしも小説のような文章ではなく、ショップから郵送される広告のような文章だったり、ビジネスシーンでやり取りされるようなメールの内容だったりすることもあります。
長文を読むことには慣れていても、広告やメモ書きなど、現地の文化を知らなければ、なかなかわからないような題材のものもあります。しかし、基本的な英語力があれば文化や風習を知らなくても理解できて設問に正しく解答できるものばかりなので安心してください。
例えば、新聞と一緒に入る広告やチラシは誰でも目を通したことがありますが、その中には、新装開店につきセールを行うことを宣伝しているチラシなどもあります。
そうしたチラシには、1000円以上のショッピングをすると200円割引になるクーポンがついていたり、1つ購入すると2つ目が半額になるクーポンがついていたり、ピザのデリバリーを注文するとドリンクが無料になるクーポンがついているなど、消費者にとってお得なクーポンがついていることも多いものです。
日本国内だけではなく諸外国でも同じようなお得なセールスが行われることは多いですし、TOEICテストにもそうしたセールスのチラシが長文の題材になることもあります。
TOEICテストの場合には、こういったチラシに関して「ここのチラシは、何を目的としているのでしょうか?」「このチラシによると、1000円使うとどんなお得なことがあるのでしょうか?」など、チラシの見方や理解力を問う設問が出題されたりします。
Part7では、英語の長文を理解する読解力に加え、日常生活の中で知っていると便利な題材などが設問されることも多いのが特徴です。
長文を短時間で読んで内容を理解する読解力には長ける日本人ですが、英語圏で生活するうえでトータルの英語力を評価されるTOEICらしい出題に戸惑う人も多いようです。
このパートに十分な時間を残しておかないと文章も問題も読めずに大きなポイントロスに繋がってしまいます。
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