TOEICのリーディングセクションは、日本の受験勉強を経験したことがある人なら、それほど難易度は高くない問題が出題されます。しかし、75分間の試験時間で100問が出題されるリーディングでは、分からない問題や自信がない問題はある程度の時間をかけたらすぐ次に進むことが、TOEICでハイスコアを取る秘訣となります。
この中でもPart6は、長文の穴埋め問題が12問出題されますが、全てマークシートでの4択回答方式になっているので、わからない問題があったとしても答えを予想して埋めることができます。
Part6の長文穴埋め問題は、独特な出題形式になっているため、慣れるまでには何回かの練習が必要です。通常の場合、長文問題ではボリュームのある文章がずらりと記載されていて、それを読んでから設問を解いていくことが多いのですが、TOEICの場合には、長文の中に穴埋め問題が埋め込まれている形式となっているのが特徴です。
そのため、文章を一度読んでから問題に取り掛かるのではなく、文章を読みながら設問を解いていき、文章を読み終えるころには設問も終わっているという仕組みになっています。
Part6の長文穴埋め問題は、一つの長文から4問が出題されます。長文はトータルで3つ、設問は合計で12問となっています。具体的にどのような長文が出題されるかというと、少し長めの手紙やビジネスレターなどが題材になることが多いようです。例えば、
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スミス夫人へ
我々のウェスタン大学から貴殿に対して正式採用の通知ができることを喜ばしく思います。
我々の大学における貴殿の職務は、リサーチアシスタントとしてエルマ教授のもとで働いてもらうことになります。
具体的かつ詳細な職務につきましては、エルマ教授の方から連絡がいくこととなりますが、正式採用通知書も含めた必要書類一式を郵送で1週間以内に手元にお届けする予定になっています。
書類の内容を要約いたしますと、求人募集にも記載されていました通り、給与は月に2度の支払い、他の社員と同じ給料日になること、有給休暇や病欠休暇などにつきましても他の社員と同じ規定となる旨が記載されております。
お読みいただき納得されたうえで、署名捺印をし、当大学まで返送していただければ幸いでございます。
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上記のような文章の中で、単語の穴埋め問題を4問ずつ解いていくことになります。穴埋めは適切な単語を選ぶタイプの設問なので、仮に文章の意味が分からなくても設問周辺の意味がつかめれば正しく解答することも可能です。
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