TOEICテストのリスニングセクションの最後となるPart4は、ナレーションや会話など少し長めの放送がされ、その放送の内容に関して設問が3つ出題されるというテスト形式となっています。
設問の合計は30問ですが、一つのナレーションに対して設問が3つずつあるので、合計10のナレーションを理解することになります。ナレーションは放送のみで一度しか放送されませんから、全神経を集中して聞き逃さないようにしましょう。また、各ナレーションごとに出題される3つの設問も、問題部分は放送のみ、4択の解答部分のみが試験用紙に印刷されています。
具体的にどのようなナレーションの問題となっているのかですが、イメージ的には、テレビの天気予報士が近づいてくる台風の状況を説明しているナレーションだったり、空港でよく耳にするフライトの遅延情報などです。
例えば
「お急ぎの所、誠に恐れ入ります。現在、台風1号の接近により、香港行とハワイ行のフライトに遅延が生じております。今後の気象状況によりできるだけ早く振替便を手配させていただく所存ですが、さらに詳しい情報が入るまで、ゲート付近でお待ちください。なお、ゲート付近には温かいコーヒーと軽食を準備しております。お気軽にお立ち寄りください。ご理解とご協力を感謝いたします。」
など、日本語で聞いても結構なボリュームのナレーションが放送されます。
ボリュームはありますが、専門的な難しい言葉がちりばめられているわけではないため、英語に慣れている人なら、特に神経を集中させなくてもさっと聞き流せて内容を理解できるものが多いです。
こうしたナレーションによって頭がいっぱいいっぱいになってしまうという場合には、一つ一つの言葉を理解しようとしなくても、耳で聞きとれる単語の一つ一つを脳裏に焼き付けるようにすると良いでしょう。
長めのナレーションが終わると、すぐに3つの設問が出題されます。
設問は放送のみなので、設問を耳で聞いた後に試験用紙に印刷されている回答の中から適切なものを選ぶことになります。
上の例に挙げたナレーションの場合には、設問は
「このアナウンスが行われたのはどこですか?」
「天候はどのような状態なのでしょうか?」
「どのような食事が準備されていますか?」
など、細かい状況を理解できなくても答えられるような設問が多くなっています。
設問と設問の間はあまり時間がないので、さっと解答を見つけてマークシートに記入するようにしましょう。
part4に多い定番ナレーションは、留守電、宣伝、ニュース、社内・公共(空港、駅、図書館)放送、人物紹介等があげられます。
なお、Part4が終わると次のテストまでは小休憩が入ります。集中力を最後まで持続させて乗り切ってください。
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