英語のリスニングに慣れていない日本人にとって、TOEICテストのリスニングセクションPart3あたりになると、かなり疲労の色が濃く出てくると思います。
質問も答えもすべて放送のみで、試験用紙には全くヒントも隠されていないPart2を乗り越えると、Part3は少しだけ雰囲気が変わるので、落ち着いて答えやすくなります。(ただし難易度は徐々に上がってきます。)
Part3では、二人の会話のキャッチボールが放送され、その会話を適切に説明している文章を4つの解答から選ぶことになります。他のリスニングセクションも同じですが、放送は1度しかされないので集中して聞かなければいけません。
Part3の問題数は全部で30問となりますが、一つの会話に対して3つの問題が出題されるので、会話の数は10問という事になります。リスニングセクションでもPart1とPart2では一つ一つの文章がかなり短いのですが、Part3ではかなり本格的な会話となります。
例えば、
「あの、今月の初めにコンピュータをカタログから注文したのですが、まだ配達されていません。ちょっと調べてもらえますか?」
「もちろんです。注文番号はお持ちですか?」
「ええ、あります。えっと、123456です。」
「スミス様ですね。記録によると、今週の月曜日にウェアハウスを出発しておりますので、遅くても明日までには届くかと思います。」
「分かりました。ありがとう」
という、かなりボリュームたっぷりの会話がまず最初に流れます。会話の中では細かい日時や曜日などが盛り込まれますが、そうした部分をメモしておかなくても答えることはできるので問題ありません。
この会話が流れた後、すぐに問題が放送されます。試験用紙に印刷されているのは問題の番号と4択の選択肢だけで、出題される問題は印刷されていないので注意しましょう。問題は「この人が電話をしたのはなぜですか?」とか「この人は何を待っているのでしょうか?」とか、「カスタマーサービスの人が必要な情報は何でしたか?」など、会話全体を理解していれば答えることができる問題が提出されます。
Part3は、制覇するためのコツがあります。それは、問題提出される会話部分や質問は放送のみですが、4択の選択肢は印刷されているという点を上手に活用すること。
選択肢にサッと目を通すだけでも、どんな会話が行われるかを予想することができます。また、会話は男性と女性によるものが多いのも、Part3の特徴といえます。答えが分からない場合でも、会話の中で使われていた言葉を聞きとることができれば、4択なので正しい答えを選べる可能性もアップします。
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