TOEFLテストは、インターネットが普及する前には試験会場で紙と鉛筆を使って行うペーパーテストが一般的でしたが、現在ではインターネットを活用して行うTOEFL iBTテストが主流となっています。海外諸国ではまだペーパーテストのスタイルを採用している国もありますが、日本では2007年以降はすべてインターネット上で受験する方法に切り替えられています。
英語を母国語としない外国人を対象にして行われているテストにはTOEFL以外にもTOEICなどがありますが、それぞれ目的やニーズが異なっています。TOEICは英語をどのぐらい知っているか、理解できているかに重点が置かれているのに対し、TOEFLの場合には英語をどのぐらい使用できるかという点が重要視されています。
そのため、テストはリスニングやリーディングなどを含んだ4つの分野から構成されていて、総合的な英語力が評価される仕組みとなっています。受験者はすべての試験をパソコン上で受験することになりますが、ライティング部門においてはキーボードを使って解答を入力していくため、最低でもキーボードで問題なくタイピングできる技術力は持っていたほうが良いでしょう。どこにどんなキーがあるのか把握できないのでは、答えを入力する際に時間がかかってしまいます。
TOEFL iBTテストの概要ですが、まずリーディングのテストとリスニングテストが行われます。この二つのテストは続けて行われますが、解答にかかる時間はそれぞれ60分から90分程度が目安となっています。インターネットを使って受験するため、早く終わる人もいれば時間がかかる人もいますが、時間内ギリギリまで試験を受けることももちろん可能ですし、早く終わっても見直しすることもできます。
リーディングセクションとリスニングセクションが終了すると、休憩時間10分間をはさんでからスピーキングセクションとライティングセクションの試験を受けることになります。スピーキング試験にかかる時間はわずか20分程度ですが、ライティングセクションの試験にかかるテスト時間は50分となっています。
また、リスニングテストとスピーキングテストにおいてはマイク機能を持ったヘッドセットを使用することになります。以前では面接官と対面してスピーキングテストを行っていましたが、現在ではすべてパソコン上の音声が対応してくれるので、面接官と向かい合うと緊張してしまう人にとっては受験しやすい環境になっています。
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