A:Have you talked to Arthur already?
(アーサーにはもう話したの?)
B:It’s no use talking to him because it goes in one ear and out the other.
(彼に話しても無駄よ。なにも聞いてないんだから。)
A:You’re right…
(確かにね…。)
“In one ear and out the other”で「話を何も聞いてない」という意味になります。
片方の耳から入ってもう片方の耳から出ていく…まさに馬耳東風ですね。
(馬耳東風・・・人の意見や批判などを心にとめず、聞き流すこと)
“it goes in one ear and out the other.”このフレーズは彼である“He”が主語ではなく”It”が主語になるのがポイントです。
“He”つまり「彼」が片方の耳から入って、もう一方の耳から出ていくのではありません!
耳を通り抜けるのは「話(の内容)」ですから、“It”と表すのです。
また“It’s no use ~ing”の「~しても無駄だ」「~しても仕方がない」という表現はよく使われています。例としては下記のような使い方になります。
“It’s no use complaining‼”「文句を言っても無駄だ‼」
“It’s no use crying over spilled milk.”「覆水盆に返らず(ことわざ)」(”Cry over~“で「~を嘆く」という意味です。)
“It’s no use crying over spilled milk.”直訳すると「こぼれた牛乳を嘆いても仕方がない」という意味になります。
ちなみに「覆水盆に返らず」は「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻る事は無い。」という意味です。意味としてはどちらも似ていますよね。どちらも「今さら悔いても始まらない」「今更後悔しても仕方ない」という意味で使われます。
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