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Speakingセクション


IELTSテストの中で最も緊張するのが、スピーキングセクション。英語を母国語としない人を対象にして行われる総合的な英語力評価試験にはIELTS以外にもTOEICやTOEFLなどがあり、これらの試験にもスピーキングセクションはあります。しかし、TOEICやTOEFLではスピーキングセクションの試験はマイクとヘッドセットを使って行うため、スピーキングに自信がない人でもあまり緊張することはありません。しかしIELTSの場合には、スピーキングは専門的なトレーニングを受けた面接官によるマンツーマンでの面接形式で行うため、スピーキングに自信がない人にとっては、最後の難関ともいえる大きな砦になることは間違いありません。

Speakingセクション概要ですが、試験時間は15分から20分程度が想定されています。マンツーマンでの面接といっても英語力の総合的なスキルを評価するための試験ですから、リラックスした雰囲気の中で世間話ができるわけではありません。短い試験時間は3つの分野に分かれていて、その中で自己紹介や家族紹介などが最初に行われます。この部分はアカデミック・モジュールでもジェネラル・トレーニング・モジュールでも必ず行われているので、あらかじめ自宅で何を話すか練習しておくと良いでしょう。

次の分野では、面接官からカードを渡され、それについて自分の意見や考えを口頭で述べる試験が行われます。どんな内容のカードかは面接官や試験日によっても異なりますし、一人の面接官が複数のカードを持っていたりするので、どんなテーマが与えられるかはその場にならなければ分かりません。しかし、丸暗記できる内容のことは少なく、「学生時代の最も良い思い出を述べなさい」「学生時代で最も自分に影響を与えた先生ユア恩師について述べなさい」など、自分自身にしかわからない経験や思い出を英語で表現しなければいけない内容が多いようです。

最後の分野は、2つ目の分野で自分自身が述べた内容について面接官が質問を投げかけてきますから、それについての質疑応答やディスカッションを行います。質問に答える際には気を付けたい点もあるので注意しましょう。まず、面接官の質問がイエスかノーで答えられる場合には、最初にイエスかノーで答えたうえで、付け足したい補足の説明を行うのがおすすめです。イエスかノーではっきり答えられる質問にダラダラとよくわからない説明をしていたのでは、ハイスコアにはつながりません。答えはできるだけ簡潔にまとめ、分かりやすく相手が理解しやすい言葉で述べるようにしましょう。

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