英語という言語でも、アメリカ英語とイギリス英語とでは大きな違いがあります。そうした国や文化による違いなども考慮されて開発されているIELTS試験は、どんな目的で受験するかによってアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールとに分類することができます。そのうちアカデミック・モジュールは、英語圏の大学へ進学を希望する人にオススメの試験で、試験内容はリスニングスキル、リーディングスキル、ライティングスキル、スピーキングスキルの4つの分野から試験が構成されています。アカデミック・モジュールは英語圏の大学や大学院などの高等教育機関への留学を希望する人を対象としているため、そうではないジェネラル・トレーニング・モジュールの試験とは試験内容が異なり、少しハイレベルな内容となっているのが特徴です。
IELTSのアカデミック・モジュールは、大学や大学院へ進学を希望する人以外にも、英語圏において看護師や医師として働きたい人の登録申請の際にも必要となります。アメリカやその機関においてはIELTSでなくTOEIC・TOEFLのスコアが必要なケースもありますが、どの試験のスコアが必要かはその教育機関や医療機関などによって異なるため、特定の教育機関への留学を考えている人の場合には、どの試験のスコアが必要なのかはあらかじめチェックしておきましょう。アメリカではなくイギリスやオーストラリア、ニュージーランドへの留学を考えている場合には、かなり高い確率でIELTSのスコアが必要となります。
アカデミック・モジュール概要ですが、試験結果は合格や不合格という結果ではなく、バンドスコアと呼ばれる数字が返ってきます。IELTSの場合には、最低スコアが1.0、最高スコアは9.0となっていて、スコアは0.5刻みとなっているのが特徴です。英語を母国語としない人を対象とした試験の中でもTOEICなどは満点が900点とかなりスコアの幅が受験者によって広くなりますが、IELTSの場合には、スコアは1.0〜9.0と狭い幅で評価されることになります。このスコアを用いて、留学先が受け入れてくれるかどうかを判断することになるわけですが、大学への入学を希望する場合にはスコアは最低でも6.0〜6.5は必要と言われていて、大学院への入学を希望する場合には最低でも6.5のスコアがなければ入学は難しいと言われています。もちろん、受け入れる大学の難易度や留学生受け入れ率などによって入学基準となるスコアは異なりますから、もっとハイレベルなスコアが必要になる大学や大学院もあるわけです。
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