TOEFL PBTテストは、もともと行われていたTOEFL試験の受験方法で、試験会場に足を運び、鉛筆と試験用紙でテストを行うという方法です。
日本においては2007年からこのPBT テストというペーパーテストは廃止となっていて、iBTテストと呼ばれるパソコンとオンラインを使ったテストに切り替えられています。そのため、パソコンの使い方に自信がなく、できればペーパーベースのPBT テストを受験したいと希望しても、日本国内でPBT テストを受験することはできません。
しかし、海外においてはまだペーパーベースの試験を実施している国もたくさんあるため、必ずしもTOEFL PBT テストがまったく受験できないというわけではありません。TOEFLテストは英語を母国語としていない国の人を対象に行われている試験で、世界各国150か国以上で実施されているテストです。現在ではそのうち96%はパソコンとオンラインで受験するiBTテストに切り替えられているので、今後TOEFL PBT テストはどんどん減退していくことが想定できます。
PBT テストでは、英語を母国語としない人たちを対象にして、英語能力を総合的に判断するために行われます。それぞれの能力を客観的に評価するためにテストは大きく4つのセクションから構成されていますが、一つ一つの能力が独立して評価されるというわけではありません。
例えば、スピーキングだけのテストであっても、リスニングやリーディングの能力が必要とされることものあります。つまり、PBTテストでは、英語のそれぞれの能力が独立して評価されると同時に、総合的な英語力も評価されるテストという事になります。
英語を母国語としない人たちが受験できる試験には、TOEFL以外にもTOEICなどがあります。しかしTOEFL試験ではより総合的でハイレベルな試験内容となっているため、英語圏の大学に入学や留学を希望する場合には、TOEICではなくTOEFLテストの受験が必要となる教育機関は少なくありません。また、語学力が必要となる海外駐在員の選考や、外資系企業への入社や転職においても、英語力を総合的に判断するという目的でTOEFL PBTテストが使われることも多いようです。
TOEFL PBTテストは、英検のように特定の級を受験して、合格や不合格が決まる形式の試験ではありません。受験すると、自分の英語力がスコアという数字で返ってきます。受験するたびにスコアが伸びていくのを実感できるので、英語学習のモチベーションアップにもつながります。
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